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福山和人市長で京都市美術館の名前を取り戻そう!!

僕は京都市美術館のために、是非今度の市長選挙は福山和人さんに勝ってほしい。福山さんは美術館のネーミングライツの契約の変更を検討するとマニュフェストに書いてくれてます。福山さんで京都市美術館の名前を取り戻したい。
 この何年間か京都市美術館のネーミングライツから始まって、美術館の庭にあった富樫実さんの彫刻「空にかける階段88-Ⅱ」の顛末に関わってきた者として、今の京都市長には文化を尊重するとする意志のかけらもないことをいやというほど感じさせられた。
 富樫さんの作品は最初は10分割にされてしまう話で美術館は富樫さんと話を進めていた。富樫さんさんはご高齢なので、その時は京都市のいわれるままであった。彫刻が震度6強にたえられない。彫刻のまわりに土壌汚染あり土を入れ替えなければならない。などといって京都市は彫刻の撤去を富樫さんに迫ってた。僕たちが富樫さんに10分割にされるのを本当に承諾したのかと問いただしたら、富樫さんは京都市がその方法しかないというからとのことであった。しかし、京都市はその彫刻の下に食堂を作る計画であったことが判明。土壌汚染などはそんなに大したことがなく、口実であったことが判明した。僕たちの粘り強い交渉のもとで、京都市は地下の食堂を諦め、とりあえず、工事のために彫刻をいったん倒して再度設置するという確認書をかわすことになった。その時も富樫さんは最後まで倒されることを嫌がっていました。そして、彫刻を切り倒すのではなく掘り起こすということで富樫さんに納得してもらって確認書に署名をしてもらいました。そのことは隣の部屋に待機していた、平竹政策官、吉田文化局長、潮江館長に説明もし、確認書に署名してもらったことを報告した。しかし、その舌の根も乾かぬうちに、確認書を盾に市会に合意をもらったとうそを言い、作品を切り倒してしまったのです。
我々や市議会ををだますあまりにもひどい仕打ちに、富樫さんは美術館のリニューアルにと2000万円を先に寄付もしていたのですが、「その金で線香をかって作品を葬ってくれ」と美術館に行って抗議をしました。
 こようないきさつから絶対に今の市長では美術館は良くならないと僕は思っています。文化を金もうけの手段にしか思っていない市長だからです。美術館の値上げはする。リニューアルしたのに貸展示室のスペースは少なくなる。作家を育てるという時間と金のかかる仕事はそこそこにして、派手な展覧会で入場料で稼ごうという魂胆が丸見えです。
 京セラという冠をつけて今後、他の企業から寄付や寄贈が見込まれるのかも心配ですし、運営者も作家も京セラの顔色をうかがって作品作りや運営をしなければならなくなります。
粘り強い運動の結果、富樫さんの作品は背が短くなりましたが再建することができました。ネーミングライツも福山和人候補は契約の変更を検討するといってくれています。福山さんを新しい市長にして美術館の名前を取り戻したいものです。

by artunion5436 | 2020-01-31 09:51 | 芸術 文化  

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